2020年、新たなスタートとともに──大島先生の歩み

ブラックツリー先生の日記

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2020年、私たちは現在の教室をオープンいたしました。
そしてこの年の6月、大島先生は定年退職を迎え、カレイドスコープ幼児教室の一員として、指導と教材開発に携わってくださることになりました。

ちょうどこの頃、社会全体がコロナの影響に不安を抱き始めていた時期でした。警報が出るか出ないか…そんな先の見えない状況の中で、まず大島先生が始めたのは「保護者向けセミナー」でした。

「一生懸命頑張ってきた受験生たちを、不安にさせないように」──
その想いから、小さな教室に保護者様がびっしりと集まりました。先が見えず戸惑うご家庭のために、オンラインセミナーを開催したり、個別相談を行ったりしながら、お子様一人ひとりの希望を叶える道をともに模索しました。

この年の受験生にとっては、「そもそもお試験はあるのか?」という不安さえ漂う特別な年でした。
学校側の方針もまだ決まっておらず、「お試験がないかもしれない」といった噂も流れていました。そんな中でも、「お試験はあります。しっかり準備をしましょう」と、私たちは保護者様とお子様に伝え続けました。

夏期講習では、例年にも増して工夫を凝らしました。
「大島先生にチャレンジ模試」と題した模試を実施し、実験教材や具体物をふんだんに使った授業を通して、子どもたちの「やってみたい!」を引き出す学びを行いました。

その合間にも、大島先生は各学校の傾向と対策を徹底的に研究し、
年少から年長までの「年間48週プログラム」、さらには季節ごとの「特別講習用プログラム」も次々と開発。カレイドスコープに就任された直後から、情熱と行動力で教室を支えてくださいました。

そしてこのころ、私たちスタッフにいつも伝えてくださった言葉があります。

「教師は五者たれ」

学者たれ、医者たれ、易者たれ、役者たれ、行者たれ──。

この教えは、今でも新しく着任した先生方に、必ず大島先生が語ってくださる言葉です。
この言葉に込められた想いと姿勢が、カレイドスコープの原点であり、私たちの誇りでもあります。

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