送り出す親の祈り――受験という通過点

ブラックツリー先生の日記

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本日、教室の生徒の中に、転編入試験に臨んだ子がいました。

転編入試験のハードルは、周りに同じ仲間がいないということですよね。

モチベーションを保ち方が難しい・・・。

だから私たちは、受験指導の専門家として、日々「受験」に真剣に向き合い、子どもたち一人ひとりに寄り添って伴走しています。

しかし、試験当日だけは、あえて一歩引いて、ご両親様にバトンをお渡しします。

お子様を1人、試験会場に送り出すその瞬間――
ご両親の胸の内には、さまざまな感情が込み上げていることと思います。

実は、私自身も、かつて我が子を送り出すたびに、毎回ウルウルしていた記憶があります。

あの涙は何だったのか……

・1週間前からの健康管理また、お家の中の緊張感からの解放感の涙。

・「どうか神様、これまでの努力に報いをください」という祈りの涙。

・「よく頑張ったね」という感動の涙。

今では、あの涙の記憶は薄れてしまっていますが、あの緊張感だけは体が今でもはっきりと覚えています。

だからこそ、よくわかるのです。
試験会場の前で「いってらっしゃい」と見送ったあとは、ただただ祈るしかない――
それが保護者の本音ですよね。

今日も授業の合間に、お試験に向かった子のことを思いながら、昔の思い出にふと浸っていました。

受験は、たとえ準備が完璧であっても、あと一歩足りなくても、まだまだ途中でも…
それ自体が、お子様にとって大きな成長の経験になるはずです。

受験を通して、子どもたちは少しずつ大人になっていきます。
それは、きっと世界中の子どもたちに共通する、大切な「通過点」なのかもしれませんね。

皆さまは、試験会場でお子さまをどのように送り出されていましたか?

ご経験やお気持ちを、ぜひお聞かせいただけたら嬉しいです。

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