5月・6月は、受験への覚悟が揺らぎやすい時期です
いつの間にか、5月も終わろうとしていますね。
受験業界にとって、5月はとても大切な時期です。
4月に「よし、頑張ろう」と決意した覚悟が、少しずつ揺らぎ始める。
それが、毎年この5月・6月に起こりやすいことです。
お子さまの様子を見ていても、その変化ははっきりと感じます。
毎年、この時期はお子さまにとっても、ご家庭にとっても難しい時期です。
実際に「受験を辞めます」と宣言されるご家庭が出てくるのも、5月・6月です。
習慣化することは、本当に難しいものです。
先日、東大生からおすすめされた田中渓さんの『億までの人 億からの人』という本を読みました。
その中で印象的だったのは、成功する人ほど、自分の気分に左右されず、「やる」と決めたことを淡々と続ける仕組みを持っているということです。
ルーティンを継続するには、気合いや根性だけでは足りません。
「今日は疲れたからやめよう」
「明日から頑張ろう」
「今日は気分が乗らないから後回しにしよう」
そうした自分の感情に毎回振り回されていると、習慣はなかなか定着しません。
だからこそ大切なのは、気分で決めないことです。
やる時間を先に決める。
やる内容を先に決める。
そして、日々の生活の中に組み込んでしまう。
これは、私たちの人生にそのまま当てはまります。
前回のブログでも、
「5月は学びを見直す大切な節目」
とお伝えしました。
習慣を決め、それを自分のものにしていくためには、教室でもお伝えしているように、やはり“鉄の時間割”が必要です。
この「鉄」とは、心の固定です。
心を鉄のように固く固定しなければ、習慣を続けることはなかなかできません。
「時間があったらやる」では、習慣にはなりません。
「機嫌がよかったらやる」でも、受験の準備は整いません。
たとえば、
朝ごはんの前に、巧緻性を30分。
夕方の決まった時間に、プリントを10枚。
寝る前に、親子で今日の振り返りを5分。
短い時間でもよいのです。
大切なのは、毎日の生活の中に、受験に向かう時間を固定することです。
そして、受験勉強はスポーツと同じです。
勉強するにも、体力が必要です。
体力をつけるには、継続する力が欠かせません。
本にも書かれていましたが、成功者には朝早く起きる方が多いと言われています。
それは、自分の立場、現在地、そしてこれからの未来への希望が明確だからこそできることなのだと思います。
明確な目標がなければ、朝早く起きることも、毎日続けることも難しいものです。
だからこそ、受験は人生を変える大きな機会です。
受験の醍醐味だと思って、お子さまの受験を真剣に考えていただきたいと思います。
「試験日まで残り5ヶ月。まだ間に合いますか?」
先日、このようなご質問をいただきました。
「小学校受験まで残り5ヶ月の時点で、何もしていません。まだ受験に間に合いますか?」
私はまず、
「お子さまの状態を教えてください」
とお聞きします。
そして、生活全体について詳しく伺っていくと、次のようなことが見えてきます。
✓ 受験のための時間が、生活の中に確保されていない
✓ お子さまがお話を聞かない、話し合う習慣がない
✓ ご家庭の中で、受験に向けた覚悟が決まっていない
ここは、まずご家庭で整えていただく必要があります。
なぜなら、受験に向けた最低限の準備は、教室に来る前のご家庭での生活の中から始まっているからです。
教室に来れば、すべてが整うわけではありません。
ご家庭での生活リズム。
親子の会話。
お子さまが人の話を聞く姿勢。
毎日決まったことを続ける習慣。
これらが整っていない状態では、教室の中でも同じ問題が表れます。
ただし、覚悟が決まったご家庭であれば、たとえスタートがいつであっても、私たちは試験日まで真剣に伴走いたします。
大切なのは、「いつ始めたか」よりも、「ここから本気で向き合う」と決められるかどうかです。
お子さまがお話を聞かない場合、
もしかすると、お父さま・お母さまが日々の生活の中で、お子さまのお話をしっかり聞けていないのかもしれません。
お子さまのお話を、目と目を合わせて、きちんと聞いてあげる。
そして、質問してあげる。
それだけで、お子さまは少しずつ「人のお話を聞く子」になっていきます。
お父さま・お母さまも、人に目を見て自分の話を聞いてもらい、会話が弾んだとき、とても嬉しく、幸せな気持ちになると思います。
反対に、自分の意見を聞いてもらえなかったら、落ち込みますよね。
悲しい気持ちになりますよね。
お子さまも同じです。
お子さまも、自分の話を聞いてもらいたいのです。
自分の気持ちを受け止めてもらいたいのです。
家庭の中で「聞く」「話す」「受け止める」という土台ができていること。
それが、受験に向かううえでとても大切な準備になります。
5月は、受験に向けて生活習慣を整える時期です
5月に学習を整えるということは、単に勉強時間を増やすということではありません。
受験に向けて、生活習慣そのものを見直すということです。
最初から完璧な時間割を作ろうとすると、親子ともに苦しくなります。
大切なのは、毎日続けられることを小さく始めることです。
5分でもいい。
プリント1枚でもいい。
お話を聞く時間だけでもいい。
まずは、
「今日もできた」
という感覚を積み重ねること。
その小さな積み重ねが、やがて大きな習慣になります。
私自身、わが子の受験のとき、年中児の11月には覚悟を決めていました。
「来年のこの日、受験生として堂々と試験に臨める子になっている」
そう決意し、11月・12月・1月で、習慣化するための“鉄の時間”を調整しました。
そして、2月からはそれを継続する時間に入りました。
その積み重ねがあったからこそ、11月1日の試験当日、自信を持って立っていることができました。
合格発表はまだ出ていないにもかかわらず、
「合格した」
と確信していました。
それほどまでに、受験には「続ける覚悟」が必要です。
受験は、直前の追い込みだけで決まるものではありません。
日々の生活の中で、どれだけ受験生としての習慣を積み重ねてきたか。
そして、ご家庭がどれだけ同じ方向を向いて進んできたか。
その積み重ねが、試験当日の自信につながります。
親が先に覚悟を決めること
小学校受験の場合、ルーティンを作るのはお子さまだけではありません。
むしろ、先に整えるべきなのはご家庭です。
親が時間を守る。
親が声かけを整える。
親が生活リズムを整える。
親がお子さまの話をきちんと聞く。
この土台があって初めて、お子さまも「聞く」「座る」「取り組む」ことができるようになります。
お子さまにだけ、
「ちゃんと座りなさい」
「話を聞きなさい」
「毎日やりなさい」
と言っても、なかなか習慣にはなりません。
まずは、ご家庭の中に受験へ向かう空気を作ること。
お父さま・お母さまが本気で生活を整えること。
その姿勢を、お子さまはよく見ています。
カレイドスコープ幼児教室は、本気のご家庭に伴走します
もし今、
「このままで大丈夫だろうか」
「受験に向けて何から整えればよいのだろう」
と感じていらっしゃるなら、それはご家庭を立て直す大切なサインです。
5月・6月は、遅れを感じて落ち込む時期ではありません。
もう一度、生活と習慣を整え直す時期です。
覚悟が決まったご家庭であれば、カレイドスコープ幼児教室は、いつからでも本気で伴走いたします。
お子さまの未来のために、今日からできる一歩を一緒に整えていきましょう。

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