【保存版】小学校受験の志望校の選び方を徹底解説

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受験に臨むにあたりまず最初に決めなければならないのは志望校です。
なぜなら、小学校受験は志望校により試験の内容や科目による難易度が大きく違うからです。
数ある私立小学校、国立小学校の中から志望校を決めて、その学校に合った受験勉強を行うのが、合格に向けた近道と考えてもらって差し支えありません。

本記事では、志望校の決め方について細かく解説いたしますので、ぜひ最後までご覧下さい。

志望校を選ぶ時期とその流れ

志望校候補を決める。

志望校候補は4月までに決定するのがベストです。
なぜなら、東京、千葉、神奈川、埼玉の私立小学校学校説明会は4月頃から随時行われていくからです。
学校説明会への出席は、後に提出する願書を作成するために必要不可欠です。

また、志望校候補を選ぶ際には、8校程度を目安にピックアップしてください。
別記事の【保存版】小学校受験の塾選びを徹底解説でも解説しておりますが、8校ピックアップしても、受験日が重なることが多く、実際に受験できる学校は3~4校に絞り込まれます。

また、志望校候補ピックアップには、もう一つ大きなメリットがあります。
それは、ピックアップする際、事前に学校の情報収集をすることになるため、手当たり次第に説明会に出席することを避けることができることです。

もし闇雲に説明会に出席すると、学校の事前情報が薄いため、在校生に対する視点や学校の考え方などが
充分に把握できず判断の精度が低くなる可能性が高まります。
まさに、労多くして益なしの状態となってしまうため事前の学校ピックアップは必ず行ってください。

志望校候補の学校説明会に出席する。

事前に学校の情報を入手し、絞り込みをかけた状態で出席すると、例えば、「説明会に行って更に行く意欲が強まった」や「説明会に行ったがなんかイメージと違う」などの感想を印象を得ることができます。

特に「事前イメージと違った」ということは、よくあることです。
そのような時は、事前の学校リサーチの知識を活かして、別の学校の説明会に出席していきます。

その後はその繰り返しで、何校かまた変更して、だんだんと固めていくと良いでしょう。

第一志望校を決定する

学校の情報収集から始まり、説明会に出席した後に、いよいよ志望校を固めていきます。

ここで大切なポイントは、

  • 第一志望校は固めきる
  • 第二志望校以下は柔軟に対応する

です。

なぜ、第一志望校だけは固めきることがベストなのか。
それは、第一志望校は4月頃からその学校の試験対策を優先的に行っていく必要があるからです。

仮に途中で第一志望校を変更するとなると、大きなタイムロスを引き起こします。

例えば、ペーパー試験対策など共通する分野については、潰しがきくこともありますが
面接対策として第一志望校に所縁のある場所に家族で訪れて知見を深めたなど、その学校にフォーカスした取り組みはすべて無駄になってしまいます。
ですので、余程の理由がない限り、第一志望校は固めきってしまいましょう。

また、第二志望校以下は、学習の進捗状況などを加味して、安全校を変更するなど柔軟な対応をしていきましょう。
特に第一志望校の受験日を最初にするのは避けた方が良いため、第二以下の志望校は受験日も考慮して決定します。
というのも、1度試験や面接の空気を経験することで、場慣れと若干の修正を行うことができ、2度目からは
緊張などせずに全力を出し切ることができるためです。

志望校選びの3つポイント

学校の種類と特色

小学校は大きく分けて「公立」「国立」「私立」の3種類に分類されます。
それでは、分類図とそれぞれの特徴を見ていきます。

小学校の分類図
公立小学校 ・共学校
国立小学校 ・共学校
私立小学校 ・共学校
・男子校
・女子校
・一般校
・宗教校

 

【国立小学校の特徴】

  • 学費が安い。
  • 大学などの教育の専門家によるカリキュラムとハイレベルな教員による授業を受けることができる。
  • 地域性により受験資格を得られないケースがある。
  • 抽選による選考もあり、運に左右される。
【私立小学校の特徴】

  • 学費が高い。
  • 教育水準が高い。
  • 特徴に共感できる学校を選べること。
  • 中学校、高校、大学とエスカレーター式に進学できるケースが多い。
【男子校・女子校の特徴】

<学力が向上しやすい>
難関大学の出身校ランキングをみると、およそ80%が男女別学校です。これは、日本だけではなく世界的にみられる傾向です。
これは、異性がいないことで学業や部活動に集中しやすい環境であること、性別に合わせた教え方の実践が理由として挙げられています。

また、女子校についてはもう一つの大きな特色があります。
それは、共学校ではリーダー的役割は男子になる傾向がありますが、女子校であれば、児童会・生徒会などのリーダーシップを求められる機会が増え、自立心を養うことができます。

デメリットとしては、異性の立場や考え方に接する機会が少なくなってしまうことです。
子供の中には、異性との距離感が掴めなかったり、どうコミュニケーションをとったらいいか分からなかったりするケースがあります。
こういったケースを防ぐため、男女別校に進学される場合は、学校以外での習い事やクラブ活動などに参加して異性と触れ合う機会をもつことが大切になってきます。

【共学校の特徴】

<異性とのコミュニケーション能力が自然と身につく>
共学校は男女両方の多様な価値観に触れることが日常的にできるため、異性との接し方が自然と身に付きやすく、社会性を育むことができます。
デメリットとしては、性別に合わせた教育ができないため学習効果を高めることが男女別校に比べて劣る点です。
こちらは、本人の学力の成長に合わせて、必要であれば別途学習プランを立てることで改善をはかっていきます。

【宗教校の特徴】

<その学校の宗教観に基づいた道徳面やしつけ、規律などの人間教育にも力を入れている>
宗教校を大別すると、ミッション系と仏教系に分かれます。
宗教校はその宗教的な理念を教育の基盤としていますが、特定の信者だけを対象にした教育をしているわけではありません。
例えば、ミッション系カトリック校は、勉学も自らを律する学習とする考えから、結果として進学校となるケースが目立ちます。
また、プロテスタント校では、自由や自主性を重んじる教育が特徴的となっています。

 

このようにその学校がどのような理念でどういった教育方針をとっているのかを知る必要があります。
そして、実際に学校説明会、学校内覧会などに行き、先生方の話しを聞いたり在校生の様子や展示物などを見て校風などを感じる事がとても大切です。

以上のことを踏まえて、子供の個性にも照らし合わせつつ、どの特色を重視するか整理することで検討がスムーズになると思います。
また、私立と国立の受験日は若干ずれていますので併願も可能です。

通学の所要時間

通学時間は大体1時間以内を目安としてください。
高学年になれば体力がありますが、低学年はまだ体力も無く通学だけで疲れてしまいます。
長い学校生活です。通学で学校生活が嫌になってしまっては元も子もありません。
実際には、そんな通学環境を改善する為に、引っ越しをするご家庭もあるくらいです。
それくらい通学時間は毎日の事ですので重大に考えなくてはならないとお考えください。

子供の将来を見据える

少ないながらも学校によってはどの職種、どの系統に強いなどの特徴があります。
例えば、医者、看護師、公務員、技術者、理系、文系、体育系などです。

もちろんですが、その学校に行ったから必ず思ったとおりの道に進むというわけではありません。
しかし、少なくとも子供の将来について考えることは、ご両親の思いとして当然ですし指針を持つという意味で有意義であると考えます。

それでは、どのようにして、学校の特徴を知ればよいかということになりますが、それは学習塾の先生に聞くのが一番の近道です。

実際に学習塾に入塾する際によく志望校を聞かれます。
その時は、分からなければ「分からない」「決めかねている」とはっきりと答えてご両親のお考えや分からないことを率直に聞いてください。
全てとは言い切れませんが、塾によっては親身に相談にのってくれます。

まとめ

それでは、志望校の選び方をまとめます。

  • 4月までに志望校候補を8校ピックアップする(結果的に3~4校に絞り込まれる)
  • 学校説明会には必ず出席する
  • 第一志望校は原則変更しない
  • 学校の種類と特色を把握する
  • 通学の所要時間は1時間以内にする
  • 子供の将来を見据える

志望校選びから小学校受験はスタートします。
この第一歩目は大変重要で、ここをあやふやにしてしまうと後で右往左往しかねないことがご理解いただけたと思います。

ぜひ子供の将来のためにも、有意義な小学校受験にするためにも志望校選びはよくよくご検討ください。


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